アニメイトバイトはどこがきついのか?
一番のキツイところはアニメに対する知識が豊富過ぎる人がたくさんお客様として来店してくる事です。
なぜキツイかと言うと凄くマニアックな知識を知っているお客様が多く、アニメの知識が豊富で何か質問された時に自分自身があまり詳しくないと非常に困ります。私の知識不足かと思いますが、来店されるお客様は非常にアニメに対する知識が豊富過ぎて質問されると回答するのにキツイです。
実際、お客様にマニアックな質問をされて私自身非常に困りました。お答えするのにも時間がかかり、お客様を待たせる事にもなります。また、自分が好きではないアニメに関する事にも関わらなくてはなりません。アニメに対する知識に自信がある方や色々なアニメが大好きという方はバイトをするのにとても適していると思います。
私自身も結構コアなところまで精通したアニメオタクだと思っていたのですが、上には上がいるというところがとてもきついです。
お客様には多種多用の方がいらっしゃるので、自分の持っているアニメオタク知識だけでは太刀打ちできないことが多々あります。お客様はそのお客様自身が得意とする分野の知識のみを追求しているので、「どこでそのようなことを覚えたの?見たの?聞いたの?」ということがあるんです。
私自身もそうなのですが、オタクというものはその知識をいろんな人に聞いてもらいたいんです。それもその話し方が、「自分以上に知らないだろう」「こういうの知ってる?」という風に質問形式で会話が進むんです。「アニメイトのスタッフだから知ってて当然だろう」と、いう話し方をされるのでとてもへこみます。
私たちスタッフはショップ内で必要なことは広く精通していますが、コアのコアのコアのような方にははなっから太刀打ちは出来ないんです。
数年前勤めていた会社が縮小で事実上の倒産となり次の就職先まで一時繋ぎとしてアニメイトで約1年バイトしていました。私が経験したお店で思い出してきつかったことがありました。
まず一つ目が色々とやることが多いです。アニメグッズの商品の補充や整頓。管理等慣れてくればいいですが何かと忙しいです。特に新作の漫画本やアニメ、ゲームのCDやDVDの発売日は戦場のようになり全然人の波も時間帯で途切れずに休憩もままならない時がありました。それほど高くない賃金で割に合わないと何度も思った時がありました。
二つ目は来店されるお客様です。全てのお客様でなく一部の方ですが、「発売される新作の特典は何だ?」の問いに答えることができないと、「これだからバイトは駄目なんだよ。」とか「専門知識もないとそんな働く権利はない。」と勝手な事を言ってくる人も居ました。まあ、特典や発売日の物を大体把握して答えられるようになったらあまりなくなりましたが…。
後商品の補充や入れ替えをしている際にそのアニメのキャラクターが好きな女性が「あっ!見てるので動かさないで下さいよ!!」とか「勝手に私の○○(キャラクター名)に触れないで。傷つくし嫌よ!!」とかだいぶコアなお客様に言われたときはどうしたらいいのと困惑した時がありました。だいぶオタクな方達の対応は神経を使うしきつかった記憶があります。
最後にお店で一緒に働くスタッフの人間関係です。私は正直アルバイトをした時はアニメやゲームは好きでしたがそんなにディープではありませんでした。小説系統が好きでした。働く人はオタクさんたちが多いのかなと思いましたが、結構常識人というかそうでない人が多かったです。若くても年配でもそんなにアニメやゲームを知らないという方も多かったです。
ただ仕事はテンポよく手際よくしないともたもたしていると店長やスタッフの人に怒られます。私はそんなに怒られませんでしたが、遅い人やできない人は本の運搬や重い物を対応したりきつい業務を回されました。
もちろん、スタッフの中でもやはりオタクの方も居ました。男女問わず。「俺はゲームコーナーしか担当しません。後やりません。」とか「私はBL系のあのキャラクターの○○様は神なのでそのコーナーはパスです。」とか訳の分からないことを言って私含め他の人達がその仕事の分を被ると言ったことがありました。そういった人は大体すぐに辞めていきました。
後突発で電話で「今日はアニメDVDの発売日で鑑賞するので休みます。」と言ってきたスタッフが居て休みだった私が急遽出勤しバイトをし、連勤したときは疲れました。当時の体験ではこれがきつかったです。たまたま私の勤めたお店がそうだったのかもしれません。
ですが、仕事で人と接したり商品や在庫管理、ポップ作り。お客様対応やフォロー等幅広い視野で仕事ができた経験は今の会社でも非常にいかされてます。たまにスタッフの方との飲み会も面白く決して無駄ではありませんでした。そういった点は非常に修行、勉強になりますよ。
アニメイトでバイトしているというだけで知人などから私がアニメに詳しいと思われてしまうところ、勝手にアニオタみたいな分類にされてしまうところや、コスプレなどの衣装の選び方に詳しい人だと思われてるところがちょっとイヤです。
最近ではイラストを描くのも上手いと勝手に思い込んでいる人が居たので目の前で描いてあげました(ド下手です)。本当は描けたほうがポップを書く時に有利なんですが、美術の成績ずっと1か2だった人…
あと、商品のパッケージなどに描かれているイラストがどうしても刺激的な女性キャラクターであることが多く、目のやり場に困る…または時間を忘れてガン見してしまうところです(笑)
ちなみに、仕事の内容そのものは偏見がなければまったく問題ないし職場の人間関係もいいほうなんじゃないかと思いますよ
一番きついと感じたことは、特定のお客様に対しての接客でした。アニメイトは、お買い物されるお客様が非常にマニアックです。そんな店内での接客業務は、なかなか大変です。私がきついと感じた接客を紹介します。
【ボソボソしゃべるお客様】アニメイトにはお話が苦手なお客様も大勢いらっしゃいます。商品や予約についてのご質問は大歓迎なのですが、作品タイトル・商品媒体・発売日等をボソボソっとお話しになられて、何度も聞き返す事態が発生してしまいました。
【発売日前にお目当の商品が入荷していないか、毎日確認にいらっしゃるお客様】時々、発売予定日前の商品がフライング入荷します。そういった期待をされるお客様で、発売予定日の一週間前頃から毎日毎日商品入荷のご確認連絡をいただくことがあります。人気のある商品は予約をしていないと手に入らないケースもあるので、お客様の焦る気持ちも分からないでもないですが、流石に一週間前に商品を置くことはありません。
【閉店前に長蛇のレジ待ち】閉店の30分前に、店内がレジ待ちのお客様だらけになることがあります。アニメイトにいらっしゃるお客様は夜型生活の方が多いため、今夜楽しむ本や映像作品を片手にウキウキしながらお並びになります。そのようなお客様が数十名…。閉店時間が過ぎてもレジ打ちが終わりません。