ダイソーバイトはどこがきついのか?
私がダイソーで働いていたのは10年ほど前のことです。
郊外の方にぽつりと構える店舗でしたが、土日になるととんでもないお客が舞い込んできます。ありがたい悲鳴でしたが、当のスタッフ達は週末になると少し憂鬱気味になります。それ程大変です。
特にレジ。
ピークは11時〜1時ぐらいと覚えています。一つのレジに二人ついて一人は点数を数え、一人はレジ打ちとお金の受け渡しをします。阿吽の呼吸でやっていくのですが、これがうまくいかないとすぐに行列ができます。
その間にも商品の場所を聞かれたり、別注の受付をしたりと、こなさなければいけない業務があります。きついのはきついですが、怒涛のような仕事数なので時間はあっという間に過ぎます。
そんな日の1日の売り上げは120万円ぐらいありました。100円商品だけで(高額商品もありますが)これだけ売り上げられるのは素直に凄いの一言です。
あの頃はまだ若さで乗り切れた部分もありますが、今しても実力発揮できないかもしれません。
きついところは、品出しの量です。ただ、レジのスタッフが揃っている時は、品出しに集中できるので人手が足りない時だけです。
私のいた店舗は割と小さい方だったので、常に2人体制でシフトが組まれていました。大きい店舗だとレジ担当が確立されているので、悩みはまた変わると思います。
バイトをする中で一番きついと感じたのは、納品の量が通常の3倍位あった時。品出しとレジに追われ、勤務時間内に目標分の品出しができませんでした。
しかし、次のシフトの人にしっかり引き継げば、品出しをやって貰えます。できなかったから怒られるとかは一切ありません。
細かい作業をするので、時間が経つのが早く動き回ることも多いので、テキパキバイトをしたい人にはかなりお勧めできる仕事です。
ダイソーだけではなく、今100円ショップ業界の品数はとても多くなっています。
2個で100円などの組合せ販売、300円や500円などの高額商品など取り扱う品も多様化。すると大変になるのが、働いているスタッフです。
お客様に商品の場所を聞かれたときの案内や、使い方の説明、レジでタグのないものはその商品が100円ではない商品かどうかを判断するなど、全ての商品をほぼ100パーセント覚える必要があります。
また、100円のクオリティなので不良品も少なくありません。レシートがあれば交換可能ですが、明らかに不良品ではなかったのにいちゃもんをつけるためだけに来店するクレーマーが多かったと思います。
働いていた頃、10本入りのボールペンの内の1本が出ないから、と交換を申し込んできたお客様もいました。良品だった9本は使ってるからその不良品の1本と新品の10本を取り替えろと怒鳴っていましたね。
接客業はこのような理不尽なお客様対応は付き物かもしれませんが、ほぼ毎日対応してるとなんだか精神的に疲れてしまっていた時期もありました。
でも、逆に笑顔でお礼も言ってくれるお客様もいるので、それが心の励みにもなるかと思います。
とにかく商品が多いので、すべてを把握するのは不可能に近いです。でも、お客様にひっきりなしに商品の場所を聞かれて案内しなければならないのが大変です。
また、土日などはとてもレジが混むので後ろの方のお客様はイライラされます。そんな中何かの景品なのか商品を100個近く購入されるお客様がおり、商品の点数を数えるのも緊張しますし、後ろのお客様にも気を遣ってしまいます。
時には1個200円などの変則的な価格の商品を1個100円だと勘違いして購入しようとされるお客様もおられます。説明して商品を削除したり交換したりする時間もとても気まずいですし、価格設定についてお客様に怒られることもあるのでそういう時はつらい気持ちになります。
私がいた店舗では袋詰めも店員がやるところだったのでレジ打ちとお金の受け渡し、壊れ物の包装とやることが多く負担に感じました。もしダイソーでアルバイトをするならば、袋詰めはお客様にやってもらえる店舗がおすすめです。
私が働いている時は5年前で、その頃はとても厳しいかったです。
声出しがなってないと怒られたり、髪も黒で必ず結んでいなければなりませんでした。シュシュ等も禁止でした。
レジのテストもあり合格するまで何度もやり直しでした。それがとてもきつかったです。なかなか合格できず何日もテストしたこともあります。
ダラダラと仕事しているのは絶対にダメでキビキビと動かなければ怒られていました。品だしの量もかなり多くて商品を出すのも一苦労でした。意外と重労働も多いので疲れます。
1日ALLの日も何日かあり、朝9時から夜の9時まで働かなければならなかったのでとてもきつかったです。
私にとっては体力的にも精神的にもとてもキツい職場でした。